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ホワイト法律事務所から企業内弁護士に転職した理由②

自己紹介の続きとして、「法律事務所から企業内弁護士に転身した理由」についてまとめております。前回はこちら

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企業内弁護士になるための転職活動

企業内弁護士になるという選択肢はわりと自然に思いつきました。

 

当時は、企業法務をやりたい弁護士は「どの法律分野を突き詰めていくか」と考えるのが一般的でした。しかしこの道はレッドオーシャンで、優秀な弁護士との競争が待っています。凡人を自認している上に3年も寄り道した私には得策と思えませんでした。

 

それよりも、先のエントリーでのシルバーマン弁護士のように、業界特化し、法律関係をこえたアドバイスができるような人材になりたい。

 

しかし、そのためにはあまりにビジネスの世界を知らなすぎる。まずはビジネスの世界を知るために、面白そうな企業に企業内弁護士として入ってみるのがいいんじゃないか?と思うに至りました。

 

まずはいろんな業界を見てみたいので、業務範囲が広く、できれば海外にも展開している会社がいいな、ということで商社を受けたら、あっさり内定をもらえました。

 

あまりにトントン拍子に話が進むので逆に不安になり、

「あの、企業法務の経験ないですけど良いんでしょうか、、、」

と聞いたところ、

 

面接官である当時の部長から

「民法が出来ればなんとかなるよ。」 

という力強い言葉が返ってきました。

 

なお、総合商社で頻繁に民法を意識するわけではありません。

部長は「法律を適用する基礎的な思考ができていればなんとでも応用が利く」と言いたかったんだと思います。

まあ、当時はインハウスになりたい人がとても少なかったため、就職のハードルが低かったということでしょう。

 

転職を考えだしてから個人事件の受任は控えていたものの、それでも不眠不休で3か月働いて手持ち事件を処理し、なんとか企業内弁護士としてスタートを切ることができました。

企業内弁護士なるために英語力が必要か

余談ですが、総合商社に入社したくせに転職当時は英語がまったくできませんでした。たしかTOEIC500点くらいでした。受験英語オンリーで簡単な会話すら全くできません。

 

入社後半年くらいたったある日、上司や先輩たちと2次会でカラオケに行き、何を血迷ったのか、英語の歌を入れ、字幕についていけずにグダグダになったことがあります。ふと横をみると、上司や先輩が「え、こいつ、こんなに英語できないの?」とドン引きしていました。このときの彼らの失望した顔は忘れられません。

 

とはいえ商社にはいったからには国際法務もやってみたい。勢い勇んで英語の勉強をはじめました。しおかし、30才過ぎてるのでなかなか成長しません。一向に使えるレベルにならないので何度もあきらめそうになりました。

しかし、なんとかこらえていたら3年くらいで英語力が成長し始め、5年目くらいでTOEICは895点に到達。海外出張してダマシダマシ英語で仕事できるレベルにはなりました。

10年たつと頻繁な海外出張で航空会社のマイレージのステイタスが上から2番目に。

そしていまは海外で駐在し、英語ベースで仕事しています。

 

もちろん英語は仕事に必須です。しかし、流ちょうな英語を話すよりも、英語で「何を話すか」の方がよほど重要だと思います。つたない英語でも、内容が素晴らしければみな話を聞いてくれる。流ちょうな英語で内容が薄い話をしてもリスペクトされません。

 

新卒であれ中途であれ、その時点で英語ができるかどうかは気にしなくても良いと思います。今は法務部員を採用する立場になっているけど、英語力が採用の決め手になることはありません。